MENU

【超初心者向け】リフレッシュレートとフレームレートの関係性とは?ゲーミングPC用モニターの選び方を解説!

快適なゲーム環境を整えるためには、モニター選びの際に重要な「リフレッシュレート」についての理解が必要です。
本記事では、リフレッシュレートの基礎知識からFPSとの違い、モニター選びの際に知っておきたい内容をまとめています。
これからゲーミングPCの購入やモニターを新調したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

リフレッシュレートの基礎知識

リフレッシュレートとは、モニター上の画面が1秒間に更新される回数を示す数値です。
単位はHz(ヘルツ)で「30Hz」ならば1秒間に30回、「60Hz」なら1秒間に60回、モニター上の画面が更新されることを意味します。

例えば、普段使用しているテレビやスマホ画面を思い浮かべてください。
動く映像は、肉眼で見るのと同じように滑らかに画面に映し出されていますよね。
一般的にテレビは30~60Hz、スマホは60Hzなので、1秒間に30~60回の画面更新することで滑らかに見えてるというわけです。

ゲーミングPCで高リフレッシュレートが必要な理由

スマホと同じように、一般的なPCモニターは60Hz対応であることが多いです。
日常で見ている動画の視聴であれば特に支障が出ることはないでしょう。

ただ、ゲーム目的であれば話は変わってきます。
シューティング、アクションなど対人系のゲームであれば、コンマ数秒が勝敗を決するシーンは多いです。
高リフレッシュレートであれば、適切なタイミングでより速く入力できるので、入力遅延も低減されると言っても過言ではありません。

その他、昨今のゲームは美麗かつ繊細なグラフィックを売りにしているタイトルも多いです。
RPG系のゲームであっても映像美を堪能したいのであれば、高リフレッシュレートが良いでしょう。

フレームレートとリフレッシュレートの違い

フレームレートはリフレッシュレートと混同されやすいですが、異なるものです。

リフレッシュレートは前述のとおり、モニター上の画面の更新回数のことを指します。
対して、フレームレートは動画におけるフレーム=コマ(静止画像)が表示される頻度の数値です。
1秒間に表示されるフレーム数はFPS(frame per seconds)の単位で表すことができます。

ゲーム環境で説明すると、フレームの出力側はゲーム機やPCになり、送信先はモニターやテレビになります。

  • リフレッシュレートはモニター性能
  • フレームレートはゲーム機・ゲーミングPC側の性能

フレームレートとリフレッシュレートの関係で注意すべきこと

フレームレートとリフレッシュレートは相互に関係があります。

例えば、PS5は120fpsまで対応していますが、モニターが60Hz対応であれば、出力された映像は60fpsになります。
その反対でモニターのリフレッシュレートが高くても、出力側の上限値が低ければ、その性能は発揮されません。

高性能なゲーミングPCを購入しても、モニター性能が低ければ性能が発揮されないので注意しましょう。

なお、ゲーミングPCの場合は高性能マシンであれば144fps以上を出せるゲームは多々あります。
一方で家庭用ゲーム機は上限値があり、PS5でもfpsが120以上を上回ることはありません。

各機器のフレームレート値
  • Switch 上限60fps
  • PS4 上限60fps
  • PS5 上限120fps
  • PC 144fps以上可能(スペック次第)

ゲーミングモニターのリフレッシュレートはどの程度必要?

結論から言うとゲーミングPC用なら120Hz以上対応のモニターがオススメです。

そもそも家庭用ゲーム機であるPS5のfps上限値が120です。
PS5よりも高価なゲーミングPCで、fpsが劣っていてはまさに宝の持ち腐れと言えます。

基本的にはライトユーザーであれば120~165Hz対応モニターで必要十分です。
ただし、FPSなどの対戦ゲームで環境不利になりたくない、上を目指したいのであれば240Hz以上を検討しましょう。

  • RPGや動きの激しくないゲームを好むプレイヤーは120Hz~165Hzがオススメ
  • 対人勝負にこだわる、環境を最新で整えるなら240Hz以上に対応したモニターを選ぶ

使用中のモニターのリフレッシュレートが分からない場合

現在使用しているモニターのリフレッシュレート値が知りたい、忘れてしまったという方は以下で確認できます。

  1. スタート→設定→システム→ディスプレイ→ディスプレイの詳細設定
  2. デスクトップ画面で右クリック→ディスプレイ設定→ディスプレイの詳細設定

「ディスプレイの詳細設定」の項目ではディスプレイの情報以外にも、リフレッシュレート値を選択することもできます。
人によっては滑らかすぎるのが合わないなど問題が生じた場合に、対応範囲内の値で変更できるので覚えておくと損はないでしょう。

高リフレッシュレートのデメリットは消費電力

高リフレッシュレートのメリットはここまで解説してきた通りです。
ですが、高いリフレッシュレートには明確なデメリットも存在します。

それは電力消費量が増えるという点です。

リフレッシュレートが高いということは、画面の更新回数が増えているので電力をより多く消費します。
ただ、電気代が大幅に上がるということはありませんので、デメリットはある、ということを覚えておきましょう。

まとめ

リフレッシュレートとフレームレートの関係性を理解することで、より良いゲーム環境を整えることができます。
基本的にはゲーミングPC用のモニターなら120Hz以上を用意すると不足がありません。
FPSなどの対戦ゲームを本格的にプレイするなら240Hz以上対応のモニターがオススメです。

目次